2025年1月18日土曜日

Dell Wyse 3040にLinuxをインストールしてみよう

Dell Wyse 3040が安く売られていたので買ってみました。本来はシンクライアント用の端末ですがLinuxをインストールしてスタンドアロンで使えるようにしてみます。

※個体毎の差異の可能性がありますがLinuxの内Calamareを搭載したものしかインストールが行えませんでした。(Ubuntu Ubiquityはインストール中にエラーが出ました)。
Calamare搭載のLinuxは下記のとおりです。私はLubuntuをインストールしました。
追記:複数のディストリビューションで試した結果、Lubuntuとdebianしかインストールを完了できませんでした。

必要なもの

  • Dell Wyse 3040本体
  • Dell Wyse 3040用電源ケーブル(本体に付属していない場合はPSPのアダプタが流用可)
  • USBメモリ(Linuxインストール用)
  • USBメモリ(内蔵eMMCの容量が少ない場合のOSインストール先)

インストール手順

  • 64bitのCPUを搭載しているため、Rufus等を使ってLinuxのインストール用USBメモリを作成し挿しておきます。
  • ブード時にF12を連打して、ブートメニューを出します。
  • そこに挿したUSBメモリの名前があれば選択します。
    ※Linuxのインストーラが起動しない場合はセキュアブートを無効にする必要があります。この機体は起動時にF2を押すとUEFI(BIOS)画面に入れるのですが、私の買った個体はBIOSパスワードロックがかかっていました。その場合はわざと間違ったパスワードを入力するとシリアル番号が表示されるので、それを下記のパスワード生成サイトに入力するとパスワードが生成されます。
    https://bios-pw.org/
    生成されたパスワードを入力し、Ctrl+Enterを押下すると有効なパスワードとして認識されます。
  • Linuxのインストーラが起動したら通常の手順通りに進めていきます。インストールにとても時間がかかる(CPUが貧弱なせい?)ので気長に待ちましょう。

その他

内蔵のeMMCの容量が少ない場合はUSBメモリにLinuxをインストールすることもできます。
また、下記の記事のように本体の内部にあるm.2スロットにSD変換アダプタを挿してストレージを内蔵化することもできるようです。

購入先

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